第三者の取締役に対する損害賠償請求

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書式の一部抜粋(本文)

通 知 書

当社は、○○株式会社の代表取締役である貴殿に対し、会社法第429条第1項に基づき、損害賠償を請求します。

当社は、平成○年○月○日、○○株式会社に商品を販売し、○○株式会社振出の約束手形(額面金○○万円、支払期日平成○年○月○日、支払場所○○銀行○○支店)を受領しました。

しかし、上記手形は支払期日に支払いを拒絶され不渡りになり、当社は上記代金額相当額の損害を受けました。

 当社の調査によりますと、○○株式会社は、手形振出の時点で既に経営が破たんしており、手形を振り出してもこれを決済できない状態であることが明らかでした。

貴殿は、このような○○株式会社の状態を熟知しつつあえてこれを当社に振出したものであり、貴殿の行為は職務を行うについて悪意または重大な過失があった場合に該当します。

 つきましては、会社法第429条第1項に基づき、代表取締役である貴殿に対し、当社の被った損害額合計○○万円の賠償を請求致します。

上記金○○万円を、本通知書到達日から1週間以内に下記振込口座までお振り込み下さい。

 万が一、本書面到達後1週間を過ぎても支払いがない場合には、厳正なる法的手続を採ることを検討せざるを得ませんので、ご承知おき下さい。

(振込口座)
○○銀行○○支店 普通 ○○○○○○
○○○○

書式内で注意すべきポイント

注1 本通知書は、第三者が株式会社の取締役に対して損害賠償請求をする際の文例である。
注2 会社役員等は、悪意または重大な過失に基づいて、第三者に損害を与えた場合には、その損害を賠償する責任を負う(会社法429条1項)。
   取引先の会社が、倒産を目の前にしてあなたの会社に融資や売買契約を持ち掛け、あなたの会社がお金を支払ってしまったという場合には、倒産してしまった会社に対して請求するよりも、上記規定に基づき会社代表者に対して請求したほうが、回収の可能性が高い場合がある。
注3 表題を「損害賠償請求書」としてもよい。
注4 第三者に責任を負うのは役員等であるから、役職を明記する。
注5 繰り返し用いる用語には略語を設定する。
注6 金額が分かる程度に損害を具体的に記載する。
注7 ・・・・・
注8 ・・・・・

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